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現下の国際問題

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ホットな国際問題について様々な見方や専門知識を分かち合い、より良き世界を目指しましょう
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3,194件
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42人

現下の国際問題の記事

2019年08月 (1件〜50件)

  • #左翼
  • #太田市
  • 2019/08/31 15:40
    国際社会は香港問題にどう対応すべきか

    暴力的鎮圧には至らぬものの、香港には既に人民解放軍が入っているとする情報が漏れ伝わります。保釈されたとはいえ雨傘運動のリーダー達も逮捕されており、香港は一刻の猶予も許さない状況に至っております。1949年10月10日における中華人民共和国の成立により、中国大陸は凡そ真紅一色に染まることとなりました。否、共産党一党独裁体制という重い暗幕が降ろされ、色彩のない闇に覆われたといっても過言ではないでしょう。人々は、揃いの人民服を着せられ、人々の行動も言葉も恐怖によって支配されたのです。閉ざされた暗闇となった中国大陸にあって、唯一、自由で開放的な輝きを放っていたのは香港でした。改革開放路線への転換を機に中国にも外部から明るい陽射しが差し込むようになっても、香港は、‘チャイナ’のイメージに僅かなりとも色彩に溢れた華やかな印...国際社会は香港問題にどう対応すべきか

  • 2019/08/29 14:06
    朝鮮半島の南北逆転現象-仕掛け合う米中?

    韓国の文在寅大統領による突然のGSOMIA破棄は、日本国政府のみならず、アメリカ政府に対しても相当の衝撃を与えたようです。本日も、シュライバー米国防次官補が強い口調で「韓国に即座にGSOMIAに戻るよう求める」と述べたと報じられています。トランプ米大統領による発言ではありませんので、同政権の公式見解であるかどうかは分からないのですが、少なくとも国防省内部では、アメリカを中心とした日米間の情報共有体制から韓国が離脱することは、アメリカの安全保障体制を揺るがす事態として認識されているのでしょう。常識的に考えても、中国が軍事力の増強に努め、北朝鮮もまた核・ミサイル開発を諦めていない中でのGSOMIAの破棄はあり得ないことです。文大統領によるスキャンダル隠しではないか、とする指摘もありますが、自己保身のために安全保障を...朝鮮半島の南北逆転現象-仕掛け合う米中?

  • 2019/08/28 18:24
    韓国の太極旗とメビウスの輪戦略

    日韓関係は、竹島における軍事訓練の実施により悪化の一途を辿っております。マスメディアが世論を誘導しようとしても、両国関係が良好な状態を保てない理由の一つに、両国間の世界観や価値観の違いがしばしば指摘されています。そして、この深刻なる違いは、両国の国旗のデザインによっても象徴されているように思えるのです。日本国の日の丸のデザインは、明治3年に国旗として制定されたとはいえ、その起源は歴史を遠く古代に遡るとされます。空高く上る太陽を象徴しており、白地に赤い丸のデザインは大変シンプルです。記紀神話によりますと、最高神として位置付けられているのは太陽神である天照大神ですし、日本人の素朴な自然崇拝に根差しているのかもしれません。一方、韓国の国旗は、太極旗と呼ばれています。そのデザインはと申しますと、中心に丸が描かれている点...韓国の太極旗とメビウスの輪戦略

  • 2019/08/27 20:56
    韓国の徴用工訴訟問題-‘植民地賠償’なるものは存在するのか?

    所謂‘徴用工訴訟’をめぐり、日韓両政府は、互いを‘解決策を受け入れようとしない’として批判し合う状況が続いています。一見、双方が同じセリフを相手方にぶつけあっているように見えるのですが、その内容には雲泥の差があります。日本国側が、日韓請求権協定に従って仲裁に応じるように求める一方で、韓国側は、自国の解決案、即ち、両国の官民ファンドによる賠償支払い案を承諾するように求めているのですから。両国の解決策の違いは明白です。日本国は、法による解決を求める一方で、韓国側は合意による解決を求めているからです。国際社会には、外交的な解決もありますので、一見、韓国の言い分にも理があるように聞こえます。しかしながら、人類史における紛争解決手段に関する発展過程―力⇒合意⇒法―を考慮しますと(最終的に、法的枠組みの内部に力と合意が包摂...韓国の徴用工訴訟問題-‘植民地賠償’なるものは存在するのか?

  • 2019/08/26 15:01
    アフリカの人口爆発問題

    全人類の人口は、有史以来、食糧の増産や科学技術の発展等により凡そ増加傾向を示してきました。『旧約聖書』や『コーラン』では、神は人類が地球上に満ちることを望んでおられますが(もっとも、聖典の云う人類は、ユダヤ人かイスラム教徒?)、この神の望みが既に現実のものとなった今日、人類は、これまでとは異なる問題に直面しているように思えます。古今東西を問わず、多産は歓迎すべきことであり、子孫繁栄は人類の悲願でもありました。乃ち、人類が最も恐れてきた事態とは、飢餓や疫病、あるいは、戦争等によって人口が減少し、自らの集団が消滅してしまう事態であったのです。かくして人類の歴史は増加願望一辺倒であったのですが、現代にあっては、人口問題は双極化しています。これこそ、過去とは一線を画する問題であり、先進国の少子高齢化と途上国の人口増加が...アフリカの人口爆発問題

  • 2019/08/25 12:51
    皇室は国際化すべきなのか?

    報道に依りますと、今年の10月22日に予定されている新天皇の即位の礼では、平成の前例と比較して大幅に海外からの賓客数が増えるそうです。増加理由としては、日本国が承認している国の数が増えた点が挙げられていますが、承認国が劇的に増加したわけではありませんので、この説明には疑問符が付きます。即位の礼のみならず。最近、皇室の国際化が、既成事実を積み重ねつつ、急速に進められているように思えるのです。秋篠宮家の皇族の外遊数も目立って増えており、先日は、初の海外訪問として悠仁さんのブータン旅行が報じられていました。また、長女の眞子さんの異常なまでのブラジル訪問もどこか不自然です(後述する理由から、俗化した皇族にどこまで敬称を用いるべきか悩んでしまう…)。皇室の主たる活動が国際交流となり、その場も海外に移ったかのようなのです。...皇室は国際化すべきなのか?

  • 2019/08/24 19:55
    香港に迫る危機

     9月11日に「一帯一路サミット」が香港で開催される予定だ.。 ※「一帯一路」は中国共産党主導のシルクロード経済圏構想。日本にもラブコール送っていたが、日本政…

  • 2019/08/24 13:08
    韓国によるGSOMIA破棄のメリット

    8月22日、韓国の文在寅大統領はGSOMIAの破棄を宣言しため、2016年に始まる日韓間の安全保障分野における情報共有の枠組は突然にして崩壊しました。日韓対立の激化において指摘されてきた懸念が現実のものとなったため、日米両政府をはじめ、メディアも悲観論一色です。日米韓三国の結束が緩み、中国、ロシア、並びに、北朝鮮を利するとして…。しかしながら、韓国によるGSOMIAの破棄は、日米にとりましてマイナス面ばかりではないように思えます。専門家の指摘によりますと、同協定によってより大きな恩恵を受けているのは、日本側から衛星情報を入手し得る韓国側のようです。すなわち、同協定の更新拒否は、日本国の安全保障に決定的な打撃を与えるのではなく、逆に、韓国の安全保障を脆弱化するのです。このため、文大統領の判断に対しましては、韓国国...韓国によるGSOMIA破棄のメリット

  • 2019/08/20 00:16
    香港が危ない! そして沖縄も・・・

     香港はイギリスから中国に返還されたときに、50年間は生活様式も変えずデモクラシーな政治体制を維持するということだった。(外交、安全保障は別) これを一国二制…

  • 2019/08/16 15:18
    韓国の慰安婦問題普遍化は‘藪蛇’?

    韓国では、8月14日は法律により「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」、即ち、「慰安婦の日」に定められています。首都ソウルでは政府主催の記念式典を開かれ、同市内でも、マイク・ホンダ元米下院議員等も出席し、新たに設置された慰安婦像の除幕式がとりおこなわれました。日韓関係の悪化に歯止めがかからない中、一昨年の暮れに成立した日韓合意も事実上破棄され、慰安婦問題は、韓国政府の対日批判材料として再度浮上して来ています。海外へのプロパガンダも活発化してきており、新たな慰安婦像の設置も内外へのアピール効果を狙ったものなのでしょう。しかも、海外でのプロパガンダ活動では対日批判を表には出さず、人類普遍の非人道的な行為としての側面を強調し、韓国への同情と共感を得ようとしているように見えます。しかしながら、韓国の慰安婦問題普遍化方針は、...韓国の慰安婦問題普遍化は‘藪蛇’?

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  • 2019/08/15 15:50
    世界平和を実現するのは法の支配

    本日、8月15日は、長く苦しい戦争の末、日本国が、昭和天皇の御詔勅を以ってポツダム宣言の受け入れを内外に伝えた特別の日として記憶されています。今日では戦没された方々の御霊を慰める日となり、本日も、日本国政府主催の全国戦没者追悼式が武道館にてとり行われました。日本国は、戦後の74年の間を通して戦争の当事国となることはなく、一先ずは、平和を維持してきたと評価されています。しかしながら、世界全体を見渡しますと、朝鮮戦争やベトナム戦争をはじめ各地で戦争や紛争が数多く発生し、必ずしも全人類が平和を享受してきたとは言えない状況にあります。今日ではテロの脅威も加わり、人々の生命は日常的に脅かされています。一国平和主義に立脚すれば、日本国は確かに平和であったと評価できましょうが、世界平和となりますと、その実現は未来に託されてい...世界平和を実現するのは法の支配

  • 2019/08/14 15:12
    香港を‘第二の天安門’にしないために-香港国際空港を考える

    トランプ米大統領によると、逃亡犯条例の改正をめぐり大規模な抗議活動が続いている香港では、北京政府が本土との境界に人民解放軍を移動させる動きを見せているそうです。広東省深圳では暴動の鎮圧を担う武装警察部隊も展開されており、北京政府は、着々と‘暴力による解決’に向けて歩を進めているようです。混乱が続く中、アジア有数のハブ空港の役割を果たしてきた香港国際空港も、抗議活動に参加している若者たち数千人によるロビーでの座り込みにより全便欠航となる事態に至り、翌13日には到着便のみは運行を再開したものの、出発便については欠航状態が続いています。メディアの多くは、抗議活動の場として国際空港が選ばれた理由として、(1)取材陣を含め海外からの出入国者に香港の現状を全世界にアピールできる、(2)香港の表玄関であるために、治安当局も手...香港を‘第二の天安門’にしないために-香港国際空港を考える

  • 2019/08/13 15:12
    アメリカにとっての北朝鮮-アメリカのアジアにおける国家戦略とは?

    米ニューヨーク・ポストが報じるところによりますと、アメリカのトランプ大統領は、選挙資金のために開かれたパーティーの会場で、参加者の500人を前にして日本国の安倍晋三首相と韓国の文在寅大統領を揶揄する一場面があったそうです。同盟国の首脳を‘下げ’る一方で、敵国であるはずの北朝鮮に対しては金正恩委員長との良好な関係をアピールして‘上げ’ていたのですが、トランプ大統領は、何故、かくも北朝鮮を擁護するのでしょうか。朝鮮戦争は未だに休戦状態にあり、平和条約が締結されたわけでもありませんので、アメリカにとりましての北朝鮮は公式には敵国のままです。朝鮮戦争では、多くのアメリカの若者が中国・北朝鮮軍との戦いによって命を落としておりますので、アメリカ国民の対北感情は決して良好ではありません(2015年の世論調査では、87%の米国...アメリカにとっての北朝鮮-アメリカのアジアにおける国家戦略とは?

  • 2019/08/12 13:50
    北朝鮮の「新兵器」実験米容認論は何を語るのか?

    北朝鮮の朝鮮中央通信は、今月10日に日本海に向けて発射された新型のミサイル実験について‘トランプ米大統領は容認している’との同国外務省のクォン・ジョングン北米局長の見解を報じたそうです。この指摘が事実であれば、アメリカは、同ミサイルの射程距離に入る日本国、並びに、韓国の安全保障を軽視していることとなりますので、マスメディアでは、同発言は日米韓三国の結束に楔を打つための離反作戦の一環とする見方が有力です。確かに、先日、トランプ大統領は北朝鮮の短距離ミサイルの実験を取り上げて大陸間弾道ミサイルではないために問題視しない旨の発言をしておりますので、あるいは、この言葉を受けての見解であるかもしれません。実際、日本国内ではトランプ大統領の発言を不安視する声も聞かれましたので、米朝関係の緊密さの内外へのアピールは、北朝鮮に...北朝鮮の「新兵器」実験米容認論は何を語るのか?

  • 2019/08/11 13:55
    共産主義が人類を家畜化する理由-配分と交換の違い

    かつて、ソ連邦では、その日の食卓に上るパンの配給を受けるために、凍てつく真冬の寒さに擦り切れた分厚いコートと帽子で身を包み、首を縮めながら街角で人々が長蛇の列をなして並ぶ姿が恒例の光景となっていたそうです。年金制度も整い、国家による衣食住の配給制度によって一先ずは生活が保障されつつも、その姿は、飼育員から餌をもらうために集まる家畜にも見えたのです。人としての尊厳が失われている点において。共産主義国家の特徴は、国家全体が配分マシーン化するところにあります。このシステムでは、国家はいとも簡単に‘家畜国家’に転じてしまいます。何故ならば、国家が一度国民を‘家畜’と認定しますと、国家全体が‘牧場化’するからです。家畜の飼育に見立てれば、国民は、国家経営の飼育場の中で飼われている家畜の立場に等しく、餌と同様に配給を受ける...共産主義が人類を家畜化する理由-配分と交換の違い

  • 2019/08/10 15:16
    共産主義の源流は‘狩猟・牧畜社会’なのでは

    IT先進国となった中国の未来像とは、カール・マルクスが『ゴーダ綱領批判』で示したような‘各人は能力に応じて働き、必要に応じて受け取る’社会なのかもしれません。AIによる精緻なデータ分析により、各自が必要なモノやサービスが自動的に手に入るのですから、共産主義社会を人類の理想郷と見なす人々も少なくないことでしょう。しかしながら、共産主義思想の思考パターンの源泉を辿りますと、‘狩猟・牧畜’社会に行き着くのではないかと思うのです。農業が誕生する以前の原始時代には、全ての人類は、狩猟や漁労によって生命を繋いできました。このため、持ち帰られた獲物を分ける作業は、部族や家族内において最も重要な仕事であったことでしょう。つまり、配分は、集団内において権力や権威と結びついていたと考えられるのです。誰にどれだけを分け与えるのか、と...共産主義の源流は‘狩猟・牧畜社会’なのでは

  • 2019/08/07 15:15
    中国の有志連合参加の謎

    報道によりますと、昨日(8月6日)、中国の倪堅駐アラブ首長国連邦(UAE)大使は、アメリカのトランプ大統領が提唱するホルムズ海峡の航行の安全を確保するための有志連合構想への参加を、中国が検討している旨を明らかにしたそうです。しかしながら、同国の参加表明には、幾つかの疑問があるように思えます。第1の疑問は、倪大使の発言が、北京の習近平政権の正式の見解であるのか、否かです。報道には、「同大使館も文書で「米国の提案を検討している」と確認した」とのみあり、北京の意向にとは記してはいません。UAEという国は、反目しあうイランやサウジアラビアを含む中東全域に対して独自のポジションをとっており、いわば、フィクサー的な役割を果たしています。同国の水面下では、各国の情報機関や国際組織も自らの利益をかけて蠢いていますので、何れかの...中国の有志連合参加の謎

  • 2019/08/06 16:01
    原爆の日に見るマスメディアの変化

    本日8月6日は、人類史上、初めて原子爆弾が実戦において使用された日としてその歴史に刻まれています。被爆地となった広島では、毎年、市主催の平和記念式典が開かれ、原爆によって尊い命をなくされた方々の御霊を慰めております。例年ですと、長崎に投下された8月9日と並んで、原爆日には、実体験に基づくドキュメンタリーであれ、創作されたドラマであれ、マスメディアを挙げてその悲惨さを伝えるための特集番組等が組まれています。ところが、全く消えてしまったわけではないにせよ、今年は、どこかトーンダウンしているように思えます。日本国内を覆う空気に微妙な変化が感じられるのです。推測される第一の要因は、中国や北朝鮮といった諸国の影響です。従来、日本国ではマスコミ人と言えば左派と見なされるほど、左翼思想が広く蔓延してきた分野でした。左翼の人々...原爆の日に見るマスメディアの変化

  • 2019/08/04 13:57
    安全保障から見たRCEP-中国の脅威

    8月3日に中国の北京で開催されたRCEPの閣僚級会議では、メディアの関心は、目下、エスカレートの一途を辿っている日韓対立に向けられておりました。その一方で、今般の会合で合意された内容には、注目度が低いながらも日韓対立を越えるリスクも潜んでいるように思えます。何故ならば、今般の会議で新たに追加された2分野とは、電気・通信と金融であるからです。そもそも、日本国政府が、韓国に対して輸出管理の強化を根拠として‘ホワイト国’からの除外を決定したのは、韓国の輸出管理体制が杜撰であり、安全保障上のリスクがあったからです。不正輸出先として名が挙がっていたのはシリアや北朝鮮などの諸国でしたが、リストの中には中国の名も見受けられます。急速な軍拡と兵器のハイテク化によって、今日の中国は、軍事大国として全RCEP参加予定国を含むアジア...安全保障から見たRCEP-中国の脅威

  • 2019/08/03 15:46
    アメリカは韓国に対して司法解決を要請すべきでは?

    時事通信社が発信した記事に依りますと、米政府高官は、悪化する一途の日韓関係について双方に責任があるとする見解を示したそうです。その背景には、韓国による日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄、即ち、中国、ロシア、北朝鮮の動きを睨んだアメリカ政府の安全保障上の懸念があるのでしょうが、日韓対立激化の発端は韓国側の所謂‘徴用工訴訟判決’にありますので、日韓両国を比較しますと、韓国側により重い責任があるように思えます。日本国側としては、同米高官の発言は釈然としないのですが、仮に、アメリカが日韓関係の改善を試みようとするならば、先ずは、韓国に対して、‘徴用工問題’の解決を国際司法の場に委ねるように説得すべきではないかと思うのです。実のところ、その解釈をめぐり紛争となっている日韓請求権協定に関しては、アメリカも無関係...アメリカは韓国に対して司法解決を要請すべきでは?

  • 2019/08/02 15:06
    中央銀行の独立性と株主の問題-素朴な疑問

    アメリカのFRB(連邦準備理事会)は10年半ぶりに利下げを決定し、金融緩和の方向に転じました。継続性のない予防的措置と評される同利下げに対しては、中間選挙を前にして景気のテコ入れを図りたいトランプ大統領が早不満を表明しており、今後のFRBの政策運営に関心が集まっています。トランプ大統領のFRBに対する圧力については、中央銀行の独立性の観点から批判の声も少なくありません。政府の放漫財政を中央銀行の国債引き受けで凌いできた歴史を背景に、今日の中央銀行は、インフレ防止(通貨価値の安定)の観点から政府からの独立性が強く意識されています。このため、制度設計において、各国の中央銀行は、政府からの命令や指示を受けることなく政策決定をし得る立場を保障されているのです。もっとも、近年に至り、中央銀行の政策決定に際しては、インフレ...中央銀行の独立性と株主の問題-素朴な疑問

  • 2019/08/01 13:40
    日本国政府のムーンショット型研究開発はユートピアかディストピアか?

    昨日7月31日、日本国政府は有識者会議を開き、ムーンショット型研究開発制度における25の目標を決定したそうです。ムーショット型研究開発とは、アメリカのアポロ宇宙計画のような人類に衝撃的なインパクトを与えるような研究開発を推進するために日本国政府が設けた制度であり、国が定める野心的な目標を‘ムーンショット’と呼ぶそうです。総額1000億円の予算が投じられるのですが、この事業、どこか怪しげな雰囲気が漂っているのです。同制度について、内閣府は少子高齢化、環境、科学技術のフロンティア改革の3つのテーマを設定し、‘我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指す’と説明しています。‘破壊的’とする表現も気になるところですが、‘我が国発’としながらも支援対象は海外のプロジェクトにも及んでおり、コンセプトとしては、SF小説に描か...日本国政府のムーンショット型研究開発はユートピアかディストピアか?

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