懸念されるトランプ大統領の対北融和-‘個人的好意’の危険性
トランプ氏、対北追加制裁を撤回金委員長への「好意」で本日の報道に拠りますと、アメリカのトランプ大統領は、第2回米朝首脳会談の事実上の決裂を受けて財務相が発表した対北追加制裁案を撤回したそうです。同撤回について、サラ・サンダース米大統領報道官は「トランプ大統領は金委員長に好意を持っており、この制裁が必要だとは考えていない」と説明しています。追加制裁の対象は、北朝鮮の制裁回避に協力していたとされる中国企業2社なそうです。このため、同措置は対北融和というよりも対中融和との見方もできますが、何よりも気にかかるのが、撤回の理由として挙げられているトランプ大統領の金正恩委員長に対する‘個人的好意’です。リップ・サービスであれ、敵国の長に対する好意を以って制裁を取りやめるのは、前代未聞の異例の出来事であるからです。二回の首脳...懸念されるトランプ大統領の対北融和-‘個人的好意’の危険性