【米国】ディファンド・ザ・ポリス(警察予算削減運動)は失敗しただろうか

【米国】ディファンド・ザ・ポリス(警察予算削減運動)は失敗しただろうか

カリフォルニア州は以前より、少額窃盗についての軽罪化など、一般的に進歩的といわれる刑事政策を推し進めてきた地域であるが、その歪がでてきているのだろうか。同州サンフランシスコ市の市長は、積極的な取り締まりへの意思を示している。進歩的な刑事政策を求める流れの中の1つにディファンド・ザ・ポリスがある。これは、『警察から資金を取り上げろ!』というアメリカで広がる政府・警察への非難のスローガンであり、警察予算削減政策の要求でもある。もとより評判の悪いアメリカ警察であるが、ジョージ・フロイド氏の件やそれに伴うBML運動の活発化の中で反警察感情は頂点に達した。