新型コロナウイルスをめぐる二者択一の問題
本日の日経新聞朝刊の記事に、イスラエルの歴史学者であり、『サピエンス全史』の著者でもあるユヴァル・ノア・ハラル氏による寄稿文が掲載されておりました。同記事にあって、ハラル氏は、新型コロナウイルスに直面した人類の今後に進むべき方向性について指南しています。その際、ハラル氏は、二つの二者択一の問題を挙げて考察しています。その一つは、「全体主義的監視」か「市民の権利」かであり、もう一つは、「国家主義的孤立」か「グローバルな結束」かの選択です。第一の二者択一である「全体主義的監視」と「市民の権利」との選択は、前者を中国の一党独裁体制、後者を自由主義体制と見なし、国家体制の選択として置き換えることもできましょう。この選択について、ハラル氏は、もう一つの二者択一を補助的に持ち出すことで、回答を得ようとしています。それは、中...新型コロナウイルスをめぐる二者択一の問題