国連機関トップは抽選制を採用しては?-中国の’ポスト漁り’問題
軍事及び経済の両面において大国に伸し上がった中国は、国際機関の’ポスト職漁り’に奔走しています。現状にあって、国連に設置されている15の専門機関の内、国際電気通信連合(ITU)、国連食糧農業機関(FAO)、国際民間航空機関(ICAO)、並びに、国連工業開発機関(UNIDO)の4つの機関において中国人がトップを占めています。WHOのテドロス事務局長の親中ぶりは既に知られるところですが、中国人が直接にトップの椅子に座らなくとも、他の国際機関でも、中国に擁立されているトップは少なくないのです。中国による国際機関の’ポスト漁り’で問題となるのは、凡そ以下の2点です。第一の問題点は、中国による票の’買収工作’です。国際機関の多くは、トップの選出に当たって凡そ加盟国間による多数決に基づく投票制度を採用しています。いわば、国...国連機関トップは抽選制を採用しては?-中国の’ポスト漁り’問題