プライバシーとは、個人の私生活に関する事柄(私事)、およびそれが他から隠されており干渉されない状態を要求する権利をいった。現在は、自己の情報をコントロールすることができる権利に変わっている(#積極的プライバシー権)。 噂話の場合は話の内容が人に傷つけるものではなかったらプライバシー侵害とならない。英単語「Privacy」をカタカナ表記したもので、「私事権」と訳されることもある。しかし、私事権の行使は自身の行動について制限をかけることにつながる。また、私事権は自宅といった有効に行使できる場と道路やその本人の有する空間外といった行使ができない場がある。 近代以後の独立した個人概念(ego)を前提とすると、人間が自律的人格として存在するためには、一定の私的領域の確保が必要不可欠であることから、その権利性が認められている。 日本国憲法には明文規定はないが、第13条(個人の尊重)によって保障されると解されている。日本では「宴のあと」事件の際にプライバシーという言葉が使われたことから注目され、人格権として認められるようになった。現在は、個人情報保護法ができている。なお、死亡するとプライバシー権は失効するとされるが、名誉毀損で民事訴訟を起こすことはできる。
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