日本の国家安全保障2000年代 128
第1章 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍(現・インド太平洋軍) 2000年代 29 合衆国空軍 1 合衆国空軍 は 2000年代、 「グローバル・パワー、グローバル・リーチ」 を スローガンに、 装備の数、質ともに世界最高水準の空軍であった。 合衆国空軍の爆撃航空団は、 戦略爆撃だけでなく戦術爆撃もおこなうようになった。 1992年 に 戦略航空軍団(SAC) と 戦術航空軍団(TAC) が 廃止され、 航空戦闘軍団(ACC)に統合 されてから、 それは進んだ。 レーダーで捉えることは非常に困難である ステルス爆撃機 ノースロップ・グラマン B-2Aスピリット爆撃機 を 20機 (総生産機数21機、1機墜落) 保有している。 AGM-86空中発射巡航ミサイル、 ステルス性の高いAGM-129先進巡航ミサイル の 運用が可能 な ロックウェル・インターナショナル B-1Bランサー爆撃機 を 100機生産、 66機保有 している。 ロックウェル・インターナショナルB-1Bランサー爆撃機 は 機内に GBU-31 500ポンドJDAM (統合直接攻撃爆弾、GPS誘導+INS誘導、半数必中界13m) を 84発搭載可能 で、 超音速飛行が可能、 若干のステルス性 がある。 GBU-31 500ポンドJDAM (統合直接攻撃爆弾、GPS誘導+INS誘導、半数必中界13m)、 Mk82爆弾、 AGM-86空中発射巡航ミサイル、 核爆弾、 を 搭載する ボーイング B-52Hストラトフォートレス爆撃機 を 58機保有する。 戦略核運用を担当するのは 新たに創設された グローバル・ストライク軍団(全地球攻撃軍団) である。 杜撰な核管理が原因 で 戦略核運用 は 航空戦闘軍団(ACC) から グローバル・ストライク軍団(全地球攻撃軍団) に 移された。